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[Update0] 黒バラ Black Barramundi

黒バラ Black Barramundi

とあるバラ堀での出来事。全身真っ黒のバラマンディーが釣り上げられた。
この奇妙な魚体を近くのアングラーも一緒になって珍しそうに眺めた。
見れば見るほどバラマンディーではないのではないかという雰囲気に包まれた。

その騒ぎを聞きつけたバラ堀のオーナーはゆっくりと落ち着いた趣で、指をくわえてみている我々に近づき、そして屈みながら両手をひざに置きじっと覗き込んだ。

そして辺りは静まり返った。

 

不思議そうに眺めているが何か恐ろしく落ち着いているオーナーに周囲の期待は高まる。

「これ何の魚?」と一人のアングラーがついに口を開いた。一瞬にして周囲に緊張が走る。

そしてオーナーはそっと立ち上がり完全無欠なるノーコメントで男らしく去っていった。この黒い魚体のことを一瞬忘れさせてしまうほどオーナーへの失望が周囲を包み込んだ。



後日MOKOLEYのOHさんの分析によれば日焼けによりバラマンディーが黒っぽくなるとの結果だ。

魚の日焼けという概念すら想像したことも無かっただけに更に謎が深まる。

写真では伝えきれないほど本当に真っ黒な魚体。更によく見れば鱗が通常のバラマンディーよりも大きく見える気がする。「実は別のお魚さんでは・・・?」と思いたくなるような不思議な魚。

そんなこともありネットで魚の日焼けについて検索してみると、どうやら本当に存在するらしい。さすがOHさんと言ったところだろうか。

 

マダイの養殖ではこの日焼け防止目的で生簀に遮光シートなどで対策するほど。

また透過率が高いクリアーウオーターで浅瀬のナチュラルリバーにいる真鯉なども通常より色が黒いなどといったレポートもあった。

いずれもクリアーウオーターでその症状が顕著な様子であるが、そうであれば尚更マッディーウオーターばかりのバラ堀や養殖場で日焼けするという症状には疑問がどうしても生じてしまう。

それともこの吊り上げられた魚体は常に表層近くにステイするのがお気に入りのお変わりものなのか。

謎は深まるばかりであるが、これを吊り上げたBarraerはN氏。

やはりバラ魔術師ならではの偉業と言えよう。

HAL

report colmn colmn nenam

Barraer Institute