PEライン

 

PEとは、

ポリエチレン繊維を複数合わせて編み込んだライン(マルチフィラメントとも言う)であり、ナイロンラインやフロロカーボンラインなどの単線ライン(ものフィラメント)とは全く違う構造です。

  • フィラメントは細い線状の繊維を表します。
  • スペルが【Polyethylene】なので、略してPEと呼ばれています。
  • 現在は4本撚りのものと8本撚りのものとあります。

 

特徴としては、

  • 引っ張り強度が高い。

PEラインとフロロカーボン・ナイロンラインを比べた場合、同じ太さでは圧倒的にPEラインが引っ張り強度約3~4倍と高い。

  • 水の比重1.0g/㎤・海水は少し高く1.02g/㎤に対してナイロンライン(約1.2)、フロロカーボン(約1.8)、PEライン(約0.97)とPEラインが一番軽いため、飛距離が大幅にアップしました。
  • 比重が軽いので釣りをする際、ラインが風で流される、水に浮くためそこをうまく攻めることができないなどのデメリットもありますが、最近では高比重タイプのPEラインも商品化されています。
  • フロロカーボン・ナイロンラインは、巻き癖がつくのに対しPEラインはしなやかであるため巻き癖ができにくい。
  • フロロ・ナイロンに比べると破断伸度は4%前後と圧倒的に低伸度ですので、感度がよく、水中の状況や、魚のアタリを感じ取りやすい。

最近のルアーフィッシングは感度重視の傾向が強いため、様々な釣りで活躍しています。

  • デメリットとして、熱や擦れに弱く(牙魚の鋭い歯や底の岩などに擦れると切れやすい)低伸度のおかげでアタリをはじきやすいといった欠点がありますが、そもそもPEを直結するということはなく、リーダーを結ぶことで、デメリットを解消することができます。

 

元々、船釣り(餌釣り)用としてテトロンといわれる編み糸はありましたが、太くて感度が悪かった。その後、船釣り界でテトロンよりも細くしてしなやかな「新素材」と呼ばれるものが使われだしたのが、PEラインになります。

細くて強く、伸びがゼロに近いPEラインはルアーフィッシングにも使われるようになってからは、テクニックやタックルが飛躍的な進化を遂げた事も合わさって、釣りのスタイルも進化をとげました。

釣りのジャンルの中では、その特徴に適したルアーフィッシングをはじめ、船釣り・投げキスの引き釣りなどでの使用が多く磯や波止のフカセ釣り、カゴ釣りでも愛用者が増え幅広い釣りに対応しています。

PEラインはフロロ・ナイロンと比べても高価なものでしたが、フロロカーボンやナイロンラインだと最低でも一か月に一回はラインを交換しないと巻き癖がつくのに対し、PEは巻き癖もなく紫外線に強いため劣化が少ないので、巻き替えの頻度が少なく済みますので結果、経済的です。

PEラインにもメリット・デメリットとありますが、デメリットを打ち消すくらいPEラインは釣りシーンにおいて必要不可欠でスタンダードなものとなりました。